Major SqlFileBatchUpdateImplでは、最初に解析されたSQLをキャッシュしaddBatchする仕様だと思いますが、
SQLファイルに、条件によってWhere句や更新カラムを変更するようなIFコメントが含まれている場合、
意図しないSQLが実行されてしまうことがあります。
SQLのWhere句や更新カラムが変わってしまうようなOGNL式が含まれている場合は
Exception等throwしていただくことは可能でしょうか？
【例、UPDATE文で動的にSET句がかわる場合】
UPDATE TEST_TABLE SET /*IF batchDD == '01'*/ ,CULUMNS01 = /*value*/1 /*END*/ /*IF batchDD == '02'*/ ,COLUMNS02 = /*value*/1 /*END*/ WHERE DATE_YM = /*dateYm*/'201004'
最初にbatchDD=01だと、
UPDATE TEST_TABLE SET CULUMNS01 = 1 WHERE DATE_YM = '201004'
というSQL文になります。
2行目が、仮にbatchDDが02でCULUMNS02にいれたいとしても、
キャッシュされたCULUMNS01をUPDATEするSQLが利用され値がCOLUMNS01に入ります。
[CONTAINER-427] [S2JDBC] SQL ファイルを使ったバッチ更新で，SQL ファイルに IF コメントや埋め込み変数コメントが使われているとエラーにする指定をできるようにしました．
バッチ更新では IF コメントや埋め込み変数コメントを使っていると例外をスローするオプションを付ける方向で検討するということで再オープン．
ちなみに S2Dao では SQL ファイルを使ったバッチ更新はサポートされていないとのことでした．心より恥じる．
> SQLのWhere句や更新カラムが変わってしまうようなOGNL式が含まれている場合は
> Exception等throwしていただくことは可能でしょうか？
バッチ更新であっても IF コメントや埋め込み変数コメントを使うケースは普通にありえるので，無条件にエラーとすることは出来ません．
問題なのは，その際に使われた OGNL 式が繰り返しの途中で変わることですが，それをチェックするには OGNL 式を繰り返し評価しなければいけないのでオーバーヘッドが大きくなります．
S2Dao 以来だと SQL ファイルは 6 年以上使われていますが，これで困ったという話は聞いたことがないので，実行時のオーバーヘッドを増やしてでも対処すべきとは判断できません．
よって，この件は対応しないことにさせてください．
このような SQL をバッチ更新で使ってしまうようであれば，原則としてバッチ更新を使わないようにして，その後で必要 (可能) な部分だけバッチ更新に変更するなどの方法で対処してください．
> SQLのWhere句や更新カラムが変わってしまうようなOGNL式が含まれている場合は
> Exception等throwしていただくことは可能でしょうか？
Exceptionをthrowしなくても、実行できなくなる等
ユーザーが気づく方法であれば結構です。
対応しました．
http://www.seasar.org/source/browse/?view=rev&root=s2container&revision=4464
s2jdbc.dicon で JdbcManager の allowVariableSqlForBatchUpdate プロパティを false にすると，バッチ更新で IF コメントや埋め込み変数コメントを含む SQL ファイルが使われた場合に VariableSqlNotAllowedRuntimeException がスローされます．