状態クラスの次の条件を満たすフィールドが Bean クラスのプロパティとなります.
static
,
private
,
public
の修飾子が付けられていないこと.
Property
アノテーションで
AccessType#NONE
が指定されていないこと.
状態クラスのプロパティが配列型の場合, Bean クラスにはインデックス付きの getter/setter メソッドが生成されます.
状態クラスのフィールドに
Property
アノテーションを付与し,
access
要素で getter/setter をどのように生成するか指定することができます.
access
要素の型は
AcessType
です.
AccessType
の値
|
説明 |
---|---|
NONE
|
プロパティとしてアクセスしません (getter/setter とも生成されません). |
READ_ONLY
|
参照のみ可能なプロパティです (getter のみ生成されます). |
WRITE_ONLY
|
変更のみ可能なプロパティです (setter のみ生成されます).
フィールドが
final
の場合はエラーになります.
|
READ_WRITE
(デフォルト) |
参照・変更とも可能なプロパティです (getter/setter とも生成されます).
フィールドが
final
の場合, setter は生成されません.
|
配列型のプロパティには, 標準の getter/setter メソッドに加えて次のメソッドが生成されます.
public <PropertyType> get<PropertyName>(int n)
public void set<PropertyName>(int n, <PoerptyType> <propertyName>)
BeanState
アノテーションの
boundProperties
要素に
true
を指定すると bound プロパティ (
PropertyChangeListener
) がサポートされ, 次のメソッドが生成されます.
public void addPropertyChangeListener(PropertyChangeListener listener)
public void addPropertyChangeListener(String propertyName, PropertyChangeListener
listener)
public void removePropertyChangeListener(PropertyChangeListener listener)
public void removePropertyChangeListener(String propertyName,
PropertyChangeListener listener)
変更可能なプロパティごとに次のメソッドが生成されます.
public void add<PropertyName>Listener(PropertyChangeListener listener)
public void remove<PropertyName>Listener(PropertyChangeListener listener)
BeanState
アノテーションの
constrainedProperties
要素に
true
を指定すると constrained プロパティ (
VetoableChangeListener
) がサポートされ, 次のメソッドが生成されます.
public void addVetoableChangeListener(VetoableChangeListener listener)
public void addVetoableChangeListener(String propertyName, VetoableChangeListener
listener)
public void removeVetoableChangeListener(VetoableChangeListener listener)
public void removeVetoableChangeListener(String propertyName,
VetoableChangeListener listener)
変更可能なプロパティごとに次のメソッドが生成されます.
public void add<PropertyName>Listener(VetoableChangeListener listener)
public void remove<PropertyName>Listener(VetoableChangeListener listener)
Bean クラスの getter/setter メソッドには Javadoc コメントが付けられます. 状態クラスのフィールドに Javadoc コメントが付けられている場合は, その内容を元に Bean クラスのメソッドに付けられる Javadoc コメントが作成されます. 例えば次の状態クラスのフィールドから
次のようなコメントが生成されます.
このように, 状態クラスのフィールドに付ける Javadoc コメントは, 1 行でプロパティを表す名詞形にすることを推奨します.
状態クラスのフィールドに Javadoc コメントが付けられていない場合は, フィールド名を元に Bean クラスのメソッドに付けられる Javadoc コメントが作成されます. 例えば次の状態クラスのフィールドから
次のようなコメントが生成されます.