メッセージリソースは, バリデーションでエラーが発生した場合などに表示されるメッセージを定義したリソースバンドルです.
メッセージリソースは次の2種類のリソースバンドルから構成されます.
メッセージリソースのキーは,メッセージのIDです.
メッセージは最初にアプリケーションメッセージリソースから検索されます. メッセージが見つからない場合は,Teeda標準メッセージリソースから検索されます.
アプリケーションメッセージリソースは, アプリケーション独自のメッセージを定義したリソースバンドルで,
appMessages
をベース名とするプロパティファイルとして作成します. 例えば以下のようになります.
appMessages.properties
appMessages_ja.properties
アプリケーションメッセージリソースは,クラスパスの通ったディレクトリ (例えば
WEB-INF/lib
) 直下に配置します.
Teeda標準メッセージリソースは, デフォルトのメッセージが定義されたリソースバンドルで, Teeda CoreのJarファイルに含まれています.
Teeda標準メッセージリソースに定義されているメッセージを変更したい場合は, 同じキー (メッセージID) を持つメッセージをアプリケーション固有メッセージリソースに記述します.
ラベルリソースは, HTMLのボディに出力するテキストや,
title
要素の内容,
img
要素の
alt
属性等に出力するラベルを定義したリソースバンドルです.
ラベルリソースは次の2種類のリソースバンドルから構成されます.
ラベルリソースのキーは以下の形式があります.
ページ名
+ '.' +
ラベル名
ラベル名
ラベルの記述場所とキーは,ラベルの用途 (有効範囲) に応じて,次のように使い分けます.
用途 | 記述場所 | キー |
---|---|---|
ページ固有のラベル | サブアプリケーションラベルリソース |
ページ名
+ '.' +
ラベル名
|
サブアプリケーション内で共通のラベル | サブアプリケーションラベルリソース |
ラベル名
|
アプリケーション全体で共通のラベル | アプリケーションラベルリソース |
ラベル名
|
ラベルの検索は, 最初にページ名 + '.' + ラベル名で, サブアプリケーションラベルリソースから検索されます. 次に,ラベル名のみでサブアプリケーションラベルリソースから検索されます. 最後に,ラベル名のみでアプリケーションラベルリソースから検索されます.
サブアプリケーションラベルリソースは,
特定のサブアプリケーション内でのみ使用されるラベルを定義したリソースバンドルで,
label
をベース名とするプロパティファイルとして作成します. 例えば以下のようになります.
label.properties
label_ja.properties
サブアプリケーションラベルリソースは,クラスパスの通ったディレクトリ (例えば
WEB-INF/lib
) 以下の次のディレクトリ (Pageクラスのパッケージと同じディレクトリ階層) に配置します.
ルートパッケージ
/
ビュールートパッケージ
/
サブアプリケーションパッケージ
例えば,
foo/bar.html
(サブアプリケーションは
foo
) という画面で使用されるサブアプリケーションラベルリソースは, 次のディレクトリに配置します.
<root>/web/foo/
アプリケーションラベルリソースは,
アプリケーション全体で共通に使用されるラベルを定義したリソースバンドルで,
label
をベース名とするプロパティファイルとして作成します. 例えば以下のようになります.
label.properties
label_ja.properties
アプリケーションラベルリソースは,クラスパスの通ったディレクトリ (例えば
WEB-INF/lib
) 以下の次のディレクトリ (Pageクラスのパッケージと同じディレクトリ階層) に配置します.
ルートパッケージ
/
ビュールートパッケージ
デフォルトでは,次のディレクトリになります.
<root>/web