S2JDBCで実行したSQLは、Seasar2のロガーからログ出力されます。 SQLのログ出力を有効にするには、以下のカテゴリと出力レベルを有効にしてください。
org.seasar.extension.jdbc
カテゴリ
DEBUG
レベル
SQLは、バインド変数に実際に適用される引数が埋め込まれた状態でフォーマットされます。
S2JDBCで実行したSQLのログは、アプリケーションから参照することも可能です。 SQLのログは
org.seasar.extension.jdbc.SqlRegistry
のインスタンスから取得します。
SqlRegistry
のインスタンスはDIもしくはルックアップにより取得できます。
DIのための設定は次のようになります。
プログラムから直接ルックアップする場合は次のようなコードが必要です。
SqlRegistry
のインスタンスは複数のログを保持しています(デフォルトでは最新3つのログを保持します)。
最新の(最後に実行された)SQLのログは次のようなコードで取得できます。
org.seasar.extension.jdbc.SqlLog
のインスタンスは次の情報を保持しています。
未加工のSQL
バインド変数を実際の値で置き換えた完全なSQL
SQLにバインドされる値の配列
SQLにバインドされる値の型の配列
複数のデータソースに接続する方法を説明します。 ここでは、OracleとDB2に接続する例を取り上げます。
jdbc.diconをコピーして、jdbc-oracle.dicon、 jdbc-db2.diconを作ります。 それぞれの設定ファイルの中身は、 JDBCの設定を参考にして 適切に設定してください。 データソースのコンポーネントには、 それぞれoracleDataSource、db2DataSourceと名前をつけます。 diconのファイル名やデータソース名は、 任意の名前にすることができます。
元のjdbc.diconは次のように、jdbc-oracle.dicon、 jdbc-db2.diconをincludeするだけにします。
s2jdbc.diconをコピーして、s2jdbc-oracle.dicon、 s2jdbc-db2.diconを作ります。 それぞれの設定ファイルの中身は、 S2JDBCセットアップを参考にして 適切に設定してください。 includeするのは、jdbc.diconではなく、 s2jdbc-oracle.diconではjdbc-oracle.dicon、 s2jdbc-db2.diconではjdbc-db2.diconになります。 また、JdbcManagerには、 それぞれoracleJdbcManager、db2JdbcManagerと名前をつけます。 JdbcManagerは、 任意の名前にすることができます。
元のs2jdbc.diconは次のように、s2jdbc-oracle.dicon、 s2jdbc-db2.diconをincludeするだけにします。
JdbcManagerを利用するクラスは、 @Bindingを使ってどのJdbcManagerを 利用するのかを指定します。